■ ID
| 1820 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 中国農用地土壌中における有害重金属類の存在形態と植物への移行特性の検討
|
■ 著者
| 石山高
埼玉県環境科学国際センター 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター 濱元栄起
埼玉県環境科学国際センター 白石英孝
埼玉県環境科学国際センター 細野繁雄
埼玉県環境科学国際センター
|
■ 出版元
| |
■ 出版年
| 2014 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第48回日本水環境学会年会、平成26年3月17日 |
■ 抄録・要旨
| 近年、中国では工場排水や生活排水で汚染された灌漑用水による農用地土壌汚染が大きな問題となっている。本研究では、中国の農用地土壌を用いて、土壌中重金属類の溶出形態と存在形態を解析し、土壌中での存在形態と植物への移行特性の関連性について検討した。
鉄酸化物態としての存在比率が高い砒素は、鉄吸収量が高かったトウモロコシに蓄積される傾向にあった。酸可溶性態の存在比率が高いカドミウムは、マリーゴールドやヒマワリに蓄積される傾向にあった。これらの植物は根から有機酸を分泌して金属を溶解するため、酸可溶性態の金属を効率よく吸収したものと思われる。土壌から植物への金属移行特性は土壌中での存在形態だけでなく、植物の持つ金属吸収機構とも密接に関連することが分かった。
|
■ キーワード
| |
■ リンク先URL
| |